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執着という重り

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霊能者達が、未浄化霊( 不成仏霊…自縛霊や浮遊霊 )に対して浄霊を行う際、まず彼等に、死んでしまっている事実を納得させ、この世への執着を手放すように説得されるそうです。彼らにはもう肉体がありません。しかし、彼等は、自分たちが死んでしまっているということが実感できないほど、比重の重い、執着という重りを手放せないでいることが多いのです。また生きている側が、彼等への執着を断ち切れていない場合なども、霊が迷ってしまう原因となることがあります。

この執着という重(おも)りは、私達の心にとって、『百害あって一利なし』を地で行くほど、役に立たない邪魔なアイテムだと思えます…
執着というのは、執念に取り憑かれた状態とも言えますが、情熱や夢と違い、出発点にポジティブさや愛が欠けているので、その作用はどうしてもマイナスに働いてしまうんですね。
私達に備わっている宝物の感情をマイナスに作用させると、この執着を生むことにつながるのですが、恨み、妬み、嫉み、怒りを始め、異常な愛情・愛着・悲しみ・心配などの感情は、エゴが生む最も顕著なマイナスエネルギーなんですね。
しかし、たとえ邪魔なアイテムであったとしても、それが、学びや気づきを得ることにつながる可能性も含んでいるわけですから、無駄はない…といったところでしょうか…

マイナスのエネルギーには、マイナスのエネルギーが近寄ってきます。これは波動同調の法則から言っても当然のことになるわけです。精神世界を真剣に探検しようと思うのなら、まずは、自分の心と常に対話をして、この執着に囚われている部分はないか…?とチェックが必要になりますが、しかし、人間は生身ですから、なかなか難しいことであることも確かです。しかし有難いのは、私達人間という生命体は、何か目標があると無意識にゴールを目指そうとする意識が働くという、長所を持ち合わせているのです。これも、大自然からの恵み、慈悲ですね。

このブログのおかげで、メール欄を通して何件かのご質問を頂きましたが、その中に、『ミロク(弥勒)の世ってどういう世界のことですか?』というものがありました。
俗に言われる、『地上天国』と言われる世界のことなのですが、これから地球が迎える変容後の世界だと言われています。『変容』って何…?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。精神世界を旅されて長い方は、『アセンション』という言葉で認識されているかもしれませんね。
今、多くの時のメッセンジャーの方たちが、この事実を少しでも多くの方に知って貰おうと、気づきにつながるよう…様々な形で活動されています。
敏感な方たちは、最近の時間の圧縮を肌で感じていらっしゃいます。みなさんの中にもいらっしゃると思うんですね。確かに時代は変容しつつありますが、循環の法則の中でも述べたように、夜明け前の闇は暗く深く厳しいものです。しかし、これは私達の運命リズムと同じ、人生山あり谷ありと一緒で、何も恐怖におののく必要はないのです。
その時、その時を真剣にポジティブに純粋に生き、愛を学ぶために、時を重ねていると認識できれば、何も恐れることはないと思うんですね。
小さなことでも、自分から変わろうとする意識が、大切になってくるかと思います。良い意味での、身軽さも必要になるでしょう。 つまり、執着を持たないように心がける、ということですね。

この時代に生まれ出てくることが、どれだけ重要な意味を持つことだったのか…ということは、きっと後の世で実感できるのではないか?と私は思っています。
しかし現状は、みんな幻想の中で翻弄されているように映るのです。
現実世界と、精神世界のバランスをしっかりと取りながらも、大局を見据える確かな目は曇らせることなく、一歩一歩確実に前進することが、『ミロク(弥勒)の世』を目指す者の、必須課題となるのではないでしょうか?

最後に、8/8に(正確には8/7の夜半)私があるソースから受けたインスピレーションを、詩に書き起こしたものを、よろしければもう一度読んでみてください。ヒントが隠れています。
by uriguri-s | 2006-09-11 00:13 | 意識進化の旅
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