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音の神秘

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私達現代人は、喧騒の中で生きていると云っても決して過言ではありません。
街を歩けば、一方的に耳に入ってくる騒がしい雑音。あらゆる所から耳に入る、機械的で無機質なデジタル音。家庭に戻れば、家族が見るテレビから流れる雑音の応酬…などなど。
しかし、音にも、『真』と『雑』があるんですね。

活気に満ちた賑やかさと、ただ騒がしいだけの喧騒とは、大きな違いがひとつあります。それは焦点の定まったパワーが、あるか、ないか…だと感じるのです・
例えば、一見騒々しく見える音楽コンサートや、神社の祭り( 岸和田のだんじり祭りなどスゴイですね )などの、音の波動が伝えるパワーは、観ている聴衆の心と共鳴し、ある一種独特のエネルギー場を生み出します。意図を持たない雑音では、決して生み出せないパワーです。そしてパワーのある音は、心の活力につながる強力な強壮剤ともなり得るんですね。その証拠に、パワーのある音を聴き続けていると、心は果てしなく高揚していきます。

自分が求めている音楽を聴く時、それは自分の心が求めている波動が、その音の中に、コードのように秘められているからなのだと思うのです。音というのは、私達の心を癒す強力なヒーリング作用があるんですね。ミュージックセラピーという分野が、専門分野としてきちんと確立されているところからも、その確かさがうかがえます。

その時の心の状態によって、聴きたい音楽は変わってきます。
もちろん、静かな環境音楽を聴きたいと思う時もあるでしょうし、心に活力を生む、アップテンポの曲を聴きたくなる時もあります。
パズルのピースがカチッとはまった時のように、心が望む音に触れた時、心は十分な満足感を得ることができるのです。賑やかな楽曲を聴いていても、心はリラックスしているんですね。ピュアなハートが喜ぶ音楽というのは、それだけ心を十分に癒せる、レベルの高いパワーのある音ということになります。そのような音楽を選んで聴くということは、心の健康にとってもとても大切なことだと思うんですね。
又、旋律に乗って響く歌詞という言葉には、言霊(ことだま)が宿り、その歌詞の内容が、聴く者の心の芯に響くこととなるのです。

私が、今、よく聴きたくなる楽曲があります。
この歌を、私は、見えない次元の仲間からの応援歌だと思っています。
角松敏生さんの『月のように星のように』という歌です。歌詞そのものは、著作権の関係で表記することができませんが、歌の内容は、《月のように星のように、暗い道を照らしてゆける、そんな風に歩める人になって…》というものです。

私達は、喧騒の中で生きています。
一日のうち僅かでもいいので、一人で孤独になる時間を作り、大好きな音楽に浸ってみる… こうして心と対話する機会を持つということは、とても有意義なことだと思うんですね。
孤独は孤立ではありません。ネクラでもありません… 孤独とは、自分の心を見つめる、自分の心を感じる、そして真の自由を満喫する、とても貴重な環境であり、心身の状態です。
by uriguri-s | 2006-09-20 00:08 | 音の神秘
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